弊社とは?弊害とは?「弊」の使い方や意味も含めてわかりやすく解説

子供

弊害って何?「害」とどこが違うの?

「弊害」という言葉、「へいがい」と読みますが、たまに聞いたり目にしたりしますよね。

ですが、見たり聞いたりするけれど、使い方がわからないから、使ったことはほとんどないのではないでしょうか?

そして、同じ「弊」と使った言葉に「弊社」(へいしゃ)があります。

これもどこかで使っているのを目にしたことはなるけれど、イマイチ意味が掴めていないのではないでしょうか?

そこで今回は、「弊害」と「弊社」と「弊」の意味をわかりやすく説明していこうと思います。

1 そもそも「弊」の意味は?
2 「弊害」と「害」の違い
3 「弊社」とはどういう場面で使うの?

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1 そもそも「弊」の意味は?

わかった

「弊害」とか「弊社」に使われる「弊」と言う文字、「へい」と読みますが、意味を知っている人はあまりいないのではないでしょうか?

ここで、「弊害」や「弊社」についての意味を知る前に、「弊」について知っておきましょう。

「弊」の意味とは?

「弊」とは、

  1.   物が破れてぼろぼろになる。ついえる。
  2.   からだがぐったりとなる。
  3.   たるんで生じた害。
  4.   自分に関することに添えて謙遜を示す語。

 引用 goo辞書 「弊」の意味

と辞書にはこのように書かれています。

かなりわかりやすいですね。

・ぼろぼろになったり
・ぐったりなったり
・たるんだり

なんだかあまり良くないイメージの言葉といえます。

疲れた時によく使う「疲弊」は2の「からだがぐったりなる」でしょうね。

「弊」にはこんな意味があると覚えておきましょう。

つぎに、これを踏まえて「弊害」と「弊社」の意味をわかりやすく説明していきますね。

2 「弊害」と「害」の違い

こども

「弊」には、

・ぼろぼろになったり
・ぐったりなったり
・たるんだり

なんだかあまり良くないイメージがあることがわかりました。

それでは、その「弊」と使った「弊害」と、使わない「害」の違いは何でしょうか?

まずは辞書を見てみましょう。

「弊害」とは、

害になること。他に悪い影響を与える物事。害悪。

「弊害を及ぼす」「弊害が伴う」

引用 goo辞書 弊害

「害」とは、

悪い結果や影響を及ぼす物事。

「健康に害がある」「農作物に害を及ぼす」

引用 goo辞書 害

これでは「弊害」と「害」の違いがよくわかりませんね。

なので、もう少し突っ込んで調べてみたらわかりました。

「弊害」とは、どうやら「ある状態や方法に伴って生じる害のこと」を言うそうです。

これに対して、「害」のみしかないことをただ単純に「害」というみたいですね。

「弊害」の具体例として、

東京の一極集中の弊害、なんて使われるときは、

東京に一極集中するという状態が続くことのデメリットを、東京に一極集中することの「弊害」として使います。

この他にも、

・やりすぎると(この状態が続くと)弊害が起きる
・スマホ(を続けること)の弊害として
・運動不足(を続けること)の弊害では、

ってかんじでしょうか。

逆に、害しかないものには「弊害」といった言葉は使わずただ単に「害」といいます。

「害」の具体例として、

・老人に害を与える〇〇
・農作物に害を及ぼすxx

となってきます。

次に「弊社」に関してはどういう意味があるでしょうか?

3 「弊社」とはどういう場面で使うの?

スーツ

「弊社では・・・」

なんてテレビドラマで聞いたことある人も多いのではないでしょうか?

この場合の「弊」の意味は、4の「自分に関することに添えて謙遜を示す語」です。

なので「弊社」とは「自社」(自分の務めている会社)のの言い方を変えた形です。

どんな場面に使われるかですが、まず社内では使いません。

社内で使うときは「当社」とか「我が社」なんて言葉が使われますね。

では「弊社」はどこで使うか?

自社のことをへりくだって使う場合に「弊社」と使います。

自社内とは違って取引先などでは、自分のことをへりくだらなければなりません。

なので、社外の人と話すときは「弊社」を使ってへりくだっておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

「弊」という文字にはいろいろな意味がありますので、注意が必要ですね。

また、今回調べた結果、「弊害」には、メリットとデメリットの2つが存在する場合に、デメリットのことを「弊害」という、といった説明も見つけました。

※「東京の一極集中の弊害」の場合、

東京に一極集中するメリットもデメリットもあるがそのデメリットを、「東京の一極集中の弊害」と呼ぶ。

ただ「弊」という感じの意味から推測すると、私個人としては「どうかな?」と思ったので省くことにきめましたが、こういった意味もあるよ、と覚えておいて損はないでしょう。

本日は最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

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