「お父さん(お母さん)、中学校に入学したら、スマホ買って!」とか、
「高校受験に合格したらスマホ買うって約束して!」
なんて、家庭で子供に言われた親御さんも多いんではないでしょうか?
「そんなの必要ない!」
「勉強の邪魔になる!」
なんて一度は言ってみたものの、周りの友達が持っているのであれば、自分の子供にも持たせてやりたいし、そういえば、自分もこどもの頃、「周りが自転車持っていたから」という理由で自転車を買ってもらったっけ。
「そして自転車は自分の世界を大きく広げてくれて、色々なところに連れて行ってくれたなあ~」
なんて自分のこどもの頃を思い出してみたり・・・。
ただ、自分の世界が広がると、いい出会いもあれば悪い出会いも同時に増えてきます。
スマホ(携帯端末)所有率の増加に伴い、未成年者が犯罪に巻き込まれる事件も、たまに耳にします。こどもにスマホを持たすのは親にとって非常に悩むところではないでしょうか?
そこで今回は、子供のスマホ所有についてを記事にしてみました。
中学生?高校生?スマホ所有はいつから?
「スマホがほしい!○○ちゃんも持っているし、スマホ買って!」
と、年頃のお子さんを持つ親であれば、一度は言われたことがあるはず。
「スマホを持つのはまだ早い!」とは言ってみたものの、そういえば最近子供がスマホを持っているのもスーパーや駅などでよく見かけるようになったし…実際に何歳くらいからスマホをも持っているの?と、気になりますよね。
現実として、自分のおこさんはスマホ(携帯端末)を持っていなくても、子供の友達は結構な割合でスマホ(携帯端末)を持っているのです。
例えば、小学生高学年(10~12歳)でのスマホ(携帯端末)の所有率はなんと4割をこえ、それが中学生になってくると、60%を超えて来ています。
そして高校生ともなると、99%の所有率となってきていますので、もはや私たちが考えているよりも、スマホ(携帯端末)はこどもにとって、なくてはならないものではないでしょうか?
スマホ(携帯端末)所有率 小学生 40.8パーセント 中学生 62.1パーセント 高校生 99.0パーセント 引用 未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査 DigitalArts
子供のスマホ所有の必要性は?
こどもにとっては必要なものでも、両親から見たら「そんなものは必要ない」と思うものも少なくありません。
とくにスマホは長時間の使用によって
・視力が悪くなったり
・勉強が身に入らなかったり
・多額の課金をしてしまったり
と、悪い評判もよく耳に。
それが子供にスマホを持たせることをためらう、ひとつの原因になっているのではないでしょうか?
しかし、子供にスマホを持たせることによって、メリットも存在します。
今、子供がどこにいるかの位置情報を確認できたり、メールやラインなどで簡単に連絡が取れるため、家庭内において親子関係がスムーズに行く場合も考えられますね。
また、子供がいじめにあっているかどうかもスマホを使うことによって知ることが出来ます。
いじめは早期発見が出来ないで深刻化してしまうと、不登校や最悪の場合、自殺なんて事にもつながりかねませんので、いじめの早期発見のためにも、スマホを利用するのはありだと思います。
いじめの早期発見に!スマホのアプリで証拠をつかめ!(内部リンク)
そういった事を踏まえて、私、一個人の考えとしては、こどもにスマホをもたせるのであれば、しっかりと家庭内で使い方を教えたり、親子でルールを決めたりしたほうがいいと思います。
たしかに、スマホを持つことで世界が広がりますので、いいことばかりではなく、悪いことにもアクセスできるようになってきます。
ですがこれに関しては、大人になってからでも一緒ですよね。
「いずれはスマホを持つようになるのだから、問題は先延ばししない方がいい!」
ちゃんとルールを決めて、こどもにスマホの使い方をしっかりと教えることで、こどもが危ない使い方を未然に防ぐようにする方がだんぜんい良いと思います。
こどもが危ない使い方をしないように一緒についてやったり、教えてやったりする。
自動車で言えば、自動車学校ですね。
「18歳になったら自分の責任でスマホを使って!」といっていきなり路上に出して危険な運転をさせるよりも、大人がしっかりと教習所の役割を果たしてやる。そして、いずれは自分で運転する時になったら危険運転にならないように危ないところもしっかりと教えてあげる。
「スマホは危険だから…」
といって問題を先延ばしにするよりも、こどもと一緒にスマホと向き合って、使い方を教えることでこどもはしっかりとした使い方を学ぶことができるのではないでしょうか?
最初に決めておきたいルールや約束
もしお子さんにスマホ(携帯端末)を持たせるのであれば、親子で最初にしっかりとしたルール作りを、お子さんと一緒に家庭でしてみてはいかがでしょうか?
親子で作るスマホルールとして参考になるサイトがありますので、引用して紹介したいと思います。
幼児・小学生・中学生・高校生の受験・進路・教育で有名なベネッセさんのwebサイトから紹介したいと思います。
- 自分の電話番号やメールアドレスをむやみに教えない。
- 自分の電話番号やメールアドレスを教えたら相手は誰かを保護者に伝えること。
- 夜9時以降は携帯電話をさわらない。
- 勉強中、食事中は電話もメールもしない。
- 携帯電話の保管、充電場所は居間にする。
- 携帯電話は自分の部屋に持ち込まない。
- 携帯電話の賢い使い方は家族で教えあう。
- 家にいる時は、家の電話を利用する。
- メールを送るのは1日3回までとする。越える場合は理由を保護者に伝える。
- 必要のないサイトにアクセスしない。
- おかしなメール、知らない相手からのメールは必ず保護者に見せる。
- 有料サイトの利用は保護者に相談して許可をとる。
- 会員登録等の個人情報登録は、有料無料に関係なく、保護者に許可をとる。
- 人の悪口は絶対に書かない。
引用 携帯電話のルールを作ろう Benesse
リンク先にPDFファイル形式のがありますので、必要であればダウンロードして見えるところに貼っておいてもいいかもしれませんね。
また、親子で色々話し合って追加したり削ってみたりしてもいいと思います。
私なりの結論
私の場合、こどもにはスマホを持たしてもいいと思います。
スマホを持たすことにより、子供の世界が広がり、いいことも悪いことも増えるとおもいます。
その中にある色々なことを先送りするわけではなく、一つ一つ家庭内でこどもと一緒に親子で解決していく方が、子供の将来のためになると思います。
今、中学生だからといってスマホを持たせないでいても、いずれ現代社会においては大学や社会人になったときに、こどもが自分の力でスマホをもつようになります。
そのときに、何も知らないままでいると、悪質な詐欺にあったり、有害なサイトに登録したり・・・と、こどもの頃に積み重ねるべき予備知識がないまま世界の広がりに触れることはちょっと危険すぎるのではないかな。
親が先導しながら、スマホと向き合ってこどもの頃にちゃんとした知識を身につけていくほうがいいのではないかと思います。
問題を先送りしながら見ない振りをするより、親子で両親が管理できる期間に、問題をちゃんと解決しながらスマホとの付き合い方を学んでいければいいな~と。
逆に、そういうことを親がちゃんと面倒見れるのは、こどもの頃だけ。
その時期にちゃんとしたものをこどもに身につけてほしいものです。
お子さんにスマホを持たせるのに前向きなのであれば、こちらの記事身参考になると思います。
・SIMって何?SIMカード、SIMロックなどを中学生にもわかるように解説します
・月額525円から!年間10万円以上損しない格安スマホの選び方!
本日の記事は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。