冷蔵庫のコンセントの位置が高いけど・・・なんで?
・なんか目立つよね
・ちょっと使いづらい
・何であんな高い位置にあるの?
と、お悩みではないですか?
確かに言われてみると、冷蔵庫のコンセントの位置って高い場所にありますよね。
普通であれば、だいたいひざよりも下にあるコンセントですが、冷蔵庫の部分に限ってちょっと高い部分にあるので、これにはなんか訳がありそう・・・。
ということで本日は、冷蔵庫のコンセントが高い位置にある理由と、届かない時に延長コードを使う時の注意点などについて調べてみました。
冷蔵庫のコンセントが高い位置にある理由はこれ!
冷蔵庫のコンセントって高い位置にありますよね。
これって実は、電気工事の人が間違えたんじゃなくて、ちゃんと意味があったんですよ。
まず結論から言うと、冷蔵庫のコンセントが高い位置にある理由は、
・トラッキング現象を防ぐため
・冷蔵庫の下の部分は湿度が高いため
の2つが挙げられます。
それぞれわかりやすく説明していきますね。
トラッキング現象を防ぐため
「トラッキング現象」というのをご存知でしょうか?
トラッキング現象とは、Panasonicさんの公式サイトによると、
トラッキング現象とは?
プラグを長い期間コンセントに差し込んだままにしておくと、プラグとコンセントの隙間にホコリがたまり、このホコリが原因で発火につながる現象を「トラッキング現象」といいます。
と、説明されています。
ようするに、冷蔵庫のコンセントは抜き差しせずに長時間差しっぱなしだから、トラッキング現象が起きやすいよ!ということなのです。
冷蔵庫は掃除機と違ってプラグを抜き差ししないですよね。プラグを抜くのは冷蔵庫を移動させるときだけ、だと思います。
プラグを抜き差ししないので、人の手が触れることもないですので、コンセントは、ホコリが積もりやすいのはたしか。
なので、ホコリが積もりにくい上の方にコンセントを位置させることによって、トラッキング現象を防いでいるのです。
とはいっても、「上の部分にあるからホコリが積もらない」わけではありませんよ。ホコリは積もるのですが、低い位置にあるよりもホコリを積もりにくいだけなのです。
なのでトラッキング現象を防ぐためには、やはり定期的な掃除をしたり、ホコリ防止カバーなどをつける必要があります。
ホコリ防止カバーを付けていないのであれば、乾いた布でホコリを拭き取ってやりましょう。
冷蔵庫の下の部分は湿度が高いため
冷蔵庫の下の部分は排水口の受け皿になっているって知っていましたか?
冷蔵庫の中の水分や霜などが、ドレンを通って下の受け皿に集まります。
受け皿に集まった水分は、冷蔵庫の熱によって蒸発するのですが・・・その結果、ジメジメとまではいきませんが、やっぱり冷蔵庫の下の部分は湿度が高い場所と言えそうです。
また、冷却装置などにも霜がついていることもありますしね。
なので、コンセントをこの位置においておくのはちょっと危険!
ということで、冷蔵庫のコンセントに関しては、高い位置にあるのです。
以上の2つの理由で、冷蔵庫のコンセントは高い位置にあります。
でもコンセントが高い位置にあると、プラグが届かないことがありますよね。そんな時は延長コードを使うのですが、これに関しても気をつけてほしいことがあります。
冷蔵庫に延長コードを使う時の注意点
冷蔵庫の配線をコンセントまでつなぐ時に届かないのであれば、延長コードを使うと思うのですが、そのときに気をつけてほしいこともあります。
まず、一番気をつけてほしいのは「タコ足配線」ですね。
以前、アパート暮らしの時に、冷蔵庫と炊飯器と電子レンジとケトルの4つ(もっとあったかな?)をタコ足配線で一つの延長コードに繋いでいました。
ご飯を炊きながら、お湯を沸かして、電子レンジのダイアルをまわして…時にみごとにブレーカーが落ちました。
こんな感じでキッチンには電気を使うものがいっぱいあると思いますが、それを全部一つの延長コードにまとめると、いとも簡単にブレーカー落ちてしまうことがありますので、出来れば電源は分散して使うようにしてください。
また、一つの延長コードに負荷がかかりすぎると熱を持ってしまい、その結果火災の原因になってしまいますので、気をつけてくださいね。
冷蔵庫のコンセントが高い位置にあってプラグが届かないのであれば、タコ足配線ではなく、一本だけの延長コードを使うようにしましょう。
そしてその延長コードですが、長すぎて、差し込み部分が下にきていませんか?
せっかくホコリの溜まりにくい、そして湿気の少ない高い位置にコンセントが有るのに、延長コードを使ったせいで、プラグの差込口の位置が下に来てしまうのは、ちょっと残念!
できるだけ高い位置に来るようにしてくださいね。
また、複数の差込口のある延長コードを使うのであれば、使っていない差込口はテープを貼るなどして、ホコリが入らないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
長くなってしまいましたので、要点をまとめてみると、
◆冷蔵庫のコンセントの位置が高い理由
・トラッキング現象を防ぐため
・冷蔵庫の下の部分は湿度が高いため
となっています。
◆冷蔵庫に延長コードを使う時に注意してほしいこと
・タコ足配線は極力しない
・できるだけ高い位置に接続部分を持っていく
・使わない差込口にはホコリが入らないようにしておく
まとめるとこんな感じになります。
最後に、冷蔵庫の配線ですが、「アース」はちゃんとしていますか?
冷蔵庫のアースの必要性と、逆に、アースがなかったらどうなるか?を調べた記事がありますので、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
本日の記事は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとございます。