冷蔵庫の運搬は横置きでも大丈夫?
冷蔵庫を自分で移動させたいけど、縦置きだと車の屋根にぶつかってしまうから、横置きにしても大丈なの?
たしかに、冷蔵庫って大きいですから場所をとりますよね。
出来れば冷蔵庫を横倒しにして、車の荷台の隅っこの邪魔にならない場所に配置しておきたいですよね。
ですが、ちょっとまって!冷蔵庫の横置きってきいたことがないぞ!
以前引っ越し屋でバイトしていた時でも先輩が「冷蔵庫は横置きにしたらあかんで」と言ってましたし・・・。
もし冷蔵庫の運搬時に横置きにして、冷蔵庫が故障してしまったら大変ですよね。
なので本日は冷蔵庫を横置きにしてもいいのかどうか、徹底的に調べてみました。
以前、引っ越し屋でアルバイトをしていた私の経験
実は以前引越し屋さんでアルバイトをしていました。
とはいってももう15年以上前のことですけど・・・。
その時のことなんですが、新人講習の時に、先輩に
「冷蔵庫は横にして荷台に積んではいけない」
と、教えてもらった記憶があります。
その理由は・・・残念ながら忘れてしまいました。(ごめんなさい)
なので、冷蔵庫のメーカーサイトでその理由を調べてたところ、Panasonicさんの公式サイトでは、こう書かれていました。
「移動時の注意点」
車での移動時は、横積みをせず必ずたてた状態で、ロープ等で固定し運搬をしてください。
(ドアやトレイはテープ等で固定しておいてください)横積みでの移動は、車の振動で圧縮機内のオイルが冷却システムに流れ込み、故障の原因となる可能性があります。
搬入、搬出の際に横や斜めになった場合は、絶対に冷蔵庫に振動を与えないように注意してください。
横積みでの移動や、横倒しの配送中に振動を与えてしまった場合は、配送会社とご相談のうえ冷蔵庫に異常がないか、正常に運転ができているかのご確認をお願いします。
また、水が残っている場合にはこぼれたりしますので、床に保護シートを敷いて移送ください。
と、書いてありました。
冷蔵庫は縦にして使うことを前提に作られています。
なので、さまざまな部品の配置などに関しても、縦置きを前提に設計・配置されています。
それを「横にして振動を与える」ということは、全くの想定外ですので、その結果、圧縮機のオイルが全く関係のないところまで流れ込んでいってしまいます。
なので、それが故障の原因となってしまう、ということですね。
そして他のメーカーサイトで調べてみても、同じような内容が書かれていました。
結論として、「冷蔵庫を運搬する時は横置きしてはいけない」ということになりますね。
そして冷蔵庫を運び終えたら
これも引っ越し屋でアルバイトをしていた時の話ですが、引越し作業が終わったあとで、お客様に、
「冷蔵庫の電源をすぐに入れず、半日ほど待ってから入れてください」
と、伝えていました。
これもこの記事を書くにあたり気になって調べてみたのですが、冷蔵庫の中の冷却液が一時的にせよ振動を与えてしまったことによって、不安定になっているそうです。
なので、冷蔵庫の中の冷却水が安定するまでは、冷蔵庫を設置したら、半日ほどそのまま待ってから電源を入れたほうがより確実、ということがわかりました。
となってくると、気になるのが冷蔵庫の中の食材ですね。
半日待ってから電源をいれるのですから、冷蔵庫の中が冷えて普通に使えるのは更にその先!
待っている間に保存しておいた食材はとっくに常温になってしまっています。
なので、冷蔵庫を移動するのであれば、あらかじめ中の食材をなくすように、計画的な買い物をするようにしてください。
買い物からすでに引っ越しは始まっているのですよ!
とはいえ、ぴったり冷蔵庫が空になる!といったことはちょっと難しいかもしれません。
なので、そんな時はクーラーボックスなどで一時的に食材を低温で保存しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
長くなってしまいましたので、もう一度要点をまとめてみると、
◆冷蔵庫を運搬する時に、横置きにしてはいけない
冷蔵庫は縦にして使うことを前提に作られていますので、それを「横にして振動を与える」ということは、全くの想定外。
ですので、その結果、圧縮機のオイルが全く関係のないところまで流れ込んでいってしまい故障してしまう可能性があります。
◆冷蔵庫は電源をすぐにいれない
「冷蔵庫の電源をすぐに入れず、半日ほど待ってから入れてください」
冷蔵庫を運搬したり振動を与えてやると、冷蔵庫の中の冷却液が一時的にせよ不安定になっているそうです。
なので、冷蔵庫を設置したら、冷蔵庫の中の冷却水が安定するまで半日ほどそのまま待ってから電源を入れたほうがより確実、ということがわかりました。
本日の記事は以上です。
最後までお付き合いただき、ありがとうございます。