カメムシが網戸に…
なにか気配がするな、と思って網戸の方を見たらカメムシが網戸に!なんてこと、一度はあると思います。
カメムシが網戸の外側にいるのであれば、殺虫剤やハッカ油スプレーを吹きかけることですぐはがれて落ちてくれるのですが、たまにいますよね。
網戸の内側に!!!
アレってどこから入ってくるんだろう…って不思議に思ったことはありませんか?
私もちょっと気になったので、いろいろと調べてみました。
そこで本日は、カメムシがなぜ網戸の内側に入ってくるのか?その原因と、カメムシを網戸に寄せ付けないための対策を5つ紹介していきますね。
Contents
カメムシが網戸の内側にまで入ってくるのはなぜ?
空気の入れ替えのために窓を開けて網戸を使っていると、網戸の目の隙間よりも小さい虫が部屋の中に入って来ることってたまにありますよね。
そんな場合は、「仕方ないかな…」なんて思いながらガムテープでペタっと取ってゴミ箱にぽいってします。
がしかし、カメムシ!お前は別だ!!!
なぜ網戸の網の目の隙間よりも大きい体格なのに、網戸の内側にいるの?と小一時間問い詰めたいところですが、そんなに長い時間一緒にいるのであれば、臭いテロを起こしそうですよね。
なので、その理由をカメムシには聞かずにネットで調べてみたところ、
- カメムシは2mmほどの隙間があれば入ってくる
- 網戸は取り付けの部分に隙間ができる
との情報を仕入れることができました。
まあ、2mmっていうのはちょっと大げさかもしれませんが、網戸の取り付け部分の隙間に関しては「なるほど!」でしたので詳しく紹介しますね。
網戸ですが、普段であればスライドさせて使っていると思います。
なのでスライド部分にゴミが溜まっていると、スライドさせるたびに、そのゴミを端の部分まで引っ張っていきますよね。
そうこうしているうちに、端の部分にゴミが溜まっていきますので、網戸をちゃんと閉めたつもりでも、ゴミの量の分だけそこに隙間ができてしまいます。
その隙間を狙ってカメムシは部屋の中に侵入してくるのだそうです。(卵を産み付けることもあるそうです。)
対策1 網戸のレール部分はしっかりと掃除する
網戸に隙間を作らないために出来る対策としては、「サッシのスライド部分をしっかりと掃除する」ことが大事になってきます。
そして、しっかりと掃除をしても、なんだか隙間が空いているような手応えがするのであれば、「隙間テープ」がおすすめ。
隙間テープは100均で購入することができ、虫よけ以外にも
- 防音
- 寒さ対策
といった効果も期待できますので、ぜひやってみてください。
とはいえ、それでもカメムシは網戸の上のフリーな部分のすきまから部屋の中に侵入してくる時もあるそうです。
そんな時の対策方法もしっかりありますので紹介していきますね。
カメムシを網戸に寄せ付けないための対策
カメムシを網戸に寄せ付けないために出来ることって結構あるんですよ。
逆に言うと、コレを知らなかったから今までカメムシを網戸に寄せ付けていたんですが・・・今回、ネットの情報を色々と調べたのですが、大事なのは、
- ハッカ油スプレーを使う
- 虫除けスプレーを使う
- 電球をLEDに変える
- UVカット効果のある物を使う
この4つ。
それぞれわかりやすく説明していきますね。
対策2 ハッカ油スプレーを使う
「カメムシはミントが嫌いだから、カメムシ対策にミントがいいよ!」
って聞いたことありませんか?
結論から言えば、コレは正解でカメムシはミントの臭いが嫌いなんです。
理由は簡単で、カメムシって嫌な臭いを出すでしょ。
あの嫌な臭いなんですが、もちろん敵を威嚇するための意味もありますが、それ以外にも、あれはカメムシが仲間に「ここは危険だから遠ざかれ!」って意味で臭いを発射するんです。
いわば、危険信号!
なので、カメムシを遠ざけたいのであれば、あの嫌な臭いをかき集めて…じゃなくて、それと似たような成分のものを使ってカメムシを誤認識されればいいわけなのです。
で、それにピッタリ当てはまるのが「ミント」なんです。
ミントの成分を抽出した「ハッカ油」を薄めたスプレーを網戸にふりかけることで、そのにおいを嗅いだカメムシは、「ここは危険!」と判断して遠ざかっていきます。
ただ、だからと言って、「ミントを栽培しよう」とするのはちょっと待って!
別記事で詳しくまとめてあるのですが、ざっくりいうとミントは繁殖力が強く、他の植物や野菜の居場所を奪い取ってまで爆発的に繁殖します。
【関連記事】ミントの栽培の注意点やハッカ油スプレーの作り方を掲載しています。
なので、ミントを栽培するよりもその成分である「ハッカ油」からハッカ油スプレーを作って、玄関や窓などに吹きかけて使うほうが私的にはおすすめですね。
対策3 虫除けスプレーを使う
もちろん普通の虫除けスプレーでもカメムシに効果はあります。
最近では、スプレーではなく、吊るすタイプの虫よけ剤も販売されていますので、用途にあせて使い分けるのもいいですね。
対策4 電球をLED電球に変える
虫除けスプレーやハッカ油スプレーを使ってカメムシを遠ざけるのは、近くまで来ているカメムシ対策なので、いわば近距離戦法。
効果はあるのですが、できれば近づいて来てさえほしくない。
というのであれば「遠距離戦法」である「紫外線カット」が効果的です。
知っている人も多いと思いますが、虫たちは光がとても大好きです。自然の近くにある自動販売機なんかは、「虫天国」みたいになっているところもありますよね。
あんな感じで虫たちは光によってくるのですが、光と言ってもその中の紫外線に虫たちは寄ってくるのです。
なので、紫外線をあまり出さないLED電球であれば、虫たちは寄ってきません。
こちらの動画ですがわかりやすいですね。普通の蛍光灯とLEDの蛍光灯で虫の集まりを比較しているのですが、全然違いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=ttsSTY7qH0Y
なので、部屋の中の蛍光灯から出る紫外線をカットすれば、虫たちは寄ってきません。
そしてその方法ですが電球をLEDに取り替えるのが一番いいのですが、それ以外にも
- UVカットシートを窓に貼る
- UVカットカーテンを使う
- UVカットスプレーを使う
といった方法で部屋から出る紫外線を防ぐことができます。
この辺をもう少しわかりやすく紹介していきますね。
対策5 UVカット効果のあるものを使う
電球は切れてから変える予定・・・なのであれば、電球以外の部分でUVカットして、室内から紫外線を出さないような工夫をする必要があります。
それぞれの特徴をまとめてみました。
UVカットシートを窓に貼る
UVカットシートって聞くと、「外から入ってくる紫外線をカットしてお肌を守る」と思っている人がほとんどだと思います。
実は、私もそうでした。
「でも、中から外に出る紫外線はどうなの?」
ってこの記事を書くにあたり疑問に思ったので、メーカーに電話して聞いてみたところ。
「紫外線に関しては中から外にも出さないようになっていますので、紫外線に寄ってくる虫対策にもなりますよ。」
との回答をいただきました。
なので、カメムシ対策にもバッチリですね。
ただ、窓にUVカットシートを貼ると、「窓を開けて換気する」といった場面では効果を発揮できないのがちょっと残念ですね。
UVカットカーテンを使う
UVカットカーテンについてもメーカーに問い合わせてみたところ、
UVカットカーテンは、
- 素材自体ががUVカットのもの
- カーテンにUVカットのスプレーを使っているもの
の2種類があるのがわかりました。
どちらもUVカットカーテンは効果はありますが、UVカットのスプレーを後乗せしているカーテンに関しては、洗濯するたびにスプレーの成分が落ちてしまいますので、長時間の効果は見込めないですよ。
との回答をいただきました。
これについては、UVカットスプレーを再度吹きかけることで効果が復活するそうです。
UVカットスプレーを使う
上の章で紹介しましたが、UVカットスプレーというものがあります。
- 車用
- 傘用
- カーテン用
- 窓用
などなど、いろいろな種類のものがあります。
スプレーを吹きかけることで紫外線をカットできますので、「電球をLEDに変えるのは電球が切れてから」とか「カーテンは買ったばかりなので」といった場合には、UVカットスプレーを使ってみるのもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
長くなってしまいましたので、もう一度要点をまとめてみますね。
◆カメムシが網戸の内側まで入ってくる原因
カメムシが網戸の内側まで入ってくる原因ですが、
- カメムシは2mmほどの隙間があれば入ってくる
- 網戸は取り付けの部分に隙間ができる
といったことがあげられます。
◆カメムシを網戸に寄せ付けないための対策
カメムシを網戸に寄せ付けないための対策は全部で5つ
1 網戸のレールの部分をしっかりと掃除する
網戸のレールの部分が汚れていると、ゴミが溜まっていきますので、網戸をちゃんと閉めたつもりでも、ゴミの量だけそこに隙間ができてしまい、結果的にカメムシの侵入を許してしまうことになります。
2 ハッカ油スプレーを使う
カメムシはミントの臭い画を嗅ぐと遠ざかっていきますので、カメムシの侵入してきそうなところに定期的にハッカ油スプレーを吹きかけてておきましょう。
3 虫除けスプレーを使用する
ハッカ油スプレーだけでなく、もちろん虫除けスプレーも効果があります。
4 電球をLED電球に変える
カメムシは紫外線に寄ってきますので、室内の電球を紫外線の少ないLED電球に変えることでカメムシが寄ってこなくなります。
5 UVカットシート・UVカットカーテン・UVカットスプレー
UVカット効果のある製品を使うことで、室内の紫外線を外に漏らしませんので、その結果、カメムシが寄ってこなくなります。
網戸のレールの部分をキレイにするのはもちろんですが、この中で私の一番オススメはやっぱり電球をLEDに変えてしまうことかな。
換気をするために網戸だけにして窓を開ける時は、UVカットシートを貼るなどでは、窓自体移動してしまいますので、紫外線が漏れてしまいます。
なので、やはり根本から紫外線を漏らさないようにするにはLED電球しかないかな、と。
そうなってくると、遠くのカメムシを呼び寄せることはなくなりますので、あとはたまたま近くを通りかかったカメムシに「ハッカ油スプレー」などで対応していくのがいいかな、と思います。
また、カメムシは意外なところから侵入してきますので、そのへんはこちらの記事で確認してみてください。
本日の記事は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。