マンションの部屋が暑い…
・夜になっても温度が下がらない
・窓を開けても涼しい風が入ってこない
・なにか効果的な方法はないのかしら・・・
と、お悩みではないですか?
たしかに、マンションは木造住宅と違ってコンクリートで作られていますので、ちょっと勝手が違ってきます。
具体的に言うと、マンションの建設に使われているコンクリートですが、実は、「熱を貯め込む」といった性質があります。
なので、熱をため込んでしまって、「夜になってもなかなか温度が下がらない…」といった残念な結果に…
なので本日は、そのようなことも踏まえて、マンションの暑さ対策について紹介していきたいと思います。
Contents
マンションが暑くなる原因とは?
マンションが暑い時の対策の前に、なぜマンションの部屋が暑くなるのか?その原因について簡単に説明していきますね。
マンションの部屋が暑い原因として、まず第一に、ニュースなので耳にしたことがある人も多いと思いますが「ヒートアイランド現象」があげられます。
ヒートアイランド現象には、
・排気ガス、排熱など生活から出る熱
・建物が吸収した熱
・建物が風をさえぎってしまう
といったことが原因で、建物が密集した地域において気温が暑くなってしまう現象です。
このヒートアイランド現象は、巨大都市だけでなく、人工数千人~数万人の規模の小さな都市でも発生します。
なので、もしかしたらあなたの住んでいる街でも、夏になると、ヒートアイランド現象が起きているかもしれませんね。
そして、マンションが暑くなるもう一つの原因は、「コンクリート」にあります。
コンクリートは木材と違って、断熱性に優れていません。「そのかわり強度に優れていますので、高層住宅に使われているのですが…)
日中の暑い時間に直射日光によって熱を溜め込んで、涼しくなると、その熱をじわじわと放出してくるのです。
なので、コンクリートでできた建物は夜になっても暑いのです。(そのかわり冬は比較的暖かいのですが…)
まとめてみると、マンションの部屋が暑くなる原因は2つ
・ヒートアイランド現象
・コンクリートによる蓄熱
が、あげられます。
原因がわかったところで、次に、マンションの暑さ対策について紹介していきますね。
マンションの暑さ対策
マンションの暑さ対策ですが、以外に簡単にできることもあるんですよ!
ひとつずつわかりやすく紹介していきますね。
暑さ対策1:換気をする
マンションの暑さ対策ですが、まず一番にしてほしいことは、「換気」です。
そう!空気の入れ替え!
換気の方法ですが、一番いいのは窓を二箇所以上開けておくこと。
ようするに、風の入口と出口を作ってやることです。
とはいえ、マンションの場合、角部屋じゃないと、窓は一箇所しかない場合が多く、二箇所取るのはむずかしいですよね。
なので私の場合、思いっきり換気をしたい時は、窓と玄関を開けっ放しにしておきます(15分~30分くらい、ドアチェーン必須ですが)
これだけでも、朝の涼しい風が部屋中に染み込んできますので、とても涼しくなりますよ~。
また、換気をしたいけど風の力が弱い…のであれば、サーキュレーターがオススメ!
扇風機よりも風の力が強く、それでいて扇風機とは違って自己主張が強くありませんので、サーキュレーターであれば、どんな部屋の雰囲気にもあうと思います。
ついでに扇風機と違ってコンパクトなので、収納にも場所を取りませんよ~。
暑さ対策2:換気扇を使う
換気扇を使うのは、料理をするときだけ!になっていませんか?
キッチンの換気扇といえども立派な風の通り道。
なので「角部屋じゃないから窓は一つだけ」なんて場合には、キッチンの換気扇をまわして風の通り道を作ってやることで、その結果、窓一つでも風が通り抜けていきますよ。
コツとしては、風の通り道に扇風機やサーキュレーターなどを使って風の勢いをつけてやること。
そうすることで、より空気が通り抜けますので部屋にこもった熱が逃げていきますよ~。
暑さ対策3:ベランダに打ち水
「打ち水で涼しさを!」って聞いたことがあると思います。
打ち水をすると、最初の段階では「もわ~」っと温かい湯気が出るのですが、あればコンクリートが持っている熱が湯気になって蒸発している証拠です。
なので、その湯気が出なくってくると、コンクリートが冷やされた証拠。(これを気化熱といいます)
そこを通って室内に吹いてくる風は涼しくなっていますので「ベランダの窓を開けて換気をする」のであれば、その前にベランダに打ち水をしてベランダの温度を下げてからすることをオススメします。
【関連動画】打ち水の効果についてはこちらの動画が参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=StnJHWy_3ps
暑さ対策4:すだれを使って日陰を作る
「コンクリートは熱を貯め込む」のであれば、できるだけコンクリートに熱を溜め込ませないような工夫が必要になってきます。
とはいっても、マンション全部を日陰にすることはできませんよね。
ですが、自分の部屋の周りだけでも日陰を作って、コンクリートに熱を溜め込ませないようにしましょう。
この方法は、特にマンションが西向きで西日が強い部屋の住む人におすすめ。
具体的に言うと、すだれなどを使って、コンクリートに直射日光が当たらないような工夫をしてみてください。
暑さ対策5:日光を室内に入れない
日光を室内に入れると、どうしても部屋の温度が高くなってしまいますよね。
なので、「遮光カーテン」などを使って直射日光を室内に入れないような工夫をしてみましょう。
もちろん先ほど紹介した、「すだれ」でもいいですよ!
※窓に貼る遮光フィルムなどは「熱を貯め込む」性質のものがりますので、注意してくださいね。
この方法も、マンションが西向きだったり、西日が強い部屋などにおすすめです
暑さ対策6:扇風機ににも一工夫!
扇風機を空気の入れ替えに使うのも、もちろんありですが、外の空気が暑い時は、逆に、空気を換気しない方がいい場合もあります。
ですが、体に風が当たることで涼しく感じますので、風機を閉め切った部屋で使うのは、もちろんあり!です。
ですが、扇風機を使うのであればもうひと工夫することで、更に涼しく感じることができますよ~。
やり方は簡単!ハッカ油を使います。
扇風機を回すのですが、ティッシュやガーゼにハッカ油を数滴垂らしたあと、それを扇風機にテープなどで固定してから扇風機を回す。
たったこれだけで扇風機から流れてくる風が涼しくなるのです!
こんな感じ!
ガーゼにハッカ油一吹きかけたものを扇風機(画像のサーキュレーターが汚れてることはお許し下さい)前に貼り付けると、なんか涼しい感じと目が覚めるんで、ふざけてるようですがオススメします pic.twitter.com/DnOl8taPE3
— たぬぞう (@LKtanuki) 2015年8月1日
またハッカ油の成分を扇風機で循環させることによって、部屋の中がいい匂いになる副次的効果もありますよ~。
暑さ対策7:お風呂にも一工夫!
さらにハッカ油は、お風呂に入れても効果あり!
メンソールの涼しい感じがお風呂からでても長持ちしますし、そして、そのまま扇風機のかぜにあたると逆にちょっと寒く感じるほどに!
なので、まだ一度も試したことがないのであれば、今年の夏はぜひ一度試してみてください!
薬局などで売っていますよ~。
夜になっても蒸し暑いので、裸になってハッカ油を入れた水を霧吹きで全身に噴きかけ、扇風機に当たると寒いくらいになった。エアコンのない家に住んでいる君にお勧めのライフハックだ!
— ロプロス (@ropross) 2012年8月20日
【部屋に突然クーラーが出現する方法】1薬屋で「ハッカ油」を買ってくる。 2コップ半分ほどの水に3-4滴垂らす 3水を絞ったタオルにしみこませる。 4体を拭く 5扇風機にあたるhttp://copipe.cureblack.com/copipe/2010/07/24/18274
— TJ 個展4.20-25 新宿眼科画廊 (@T__J) 2010年7月26日
ただ、ハッカ油を使う場合、量に気をつけてください!
この動画のように、量を間違えて大量に使うと、とんでもないことになってしまいますので、特にお子さんがいる家庭では注意してくださいね。
https://www.youtube.com/watch?v=kuFtg2Q4l84
まとめ
いかがでしたか?
長くなってしまいましたので、もう一度要点をまとめてみますね。
◆マンションが暑くなる原因は?
マンションが暑くなる原因は主にこの2つ
・ヒートアイランド現象
・コンクリートによる蓄熱
です。
◆マンションの暑さ対策
- 換気をする
こまめに換気をして室内にこもった暑い空気を入れ替えましょう! - 換気扇を使う
角部屋じゃないから、換気に使える窓は一つしか無い…のであれば換気扇を使うのも効果的ですね。 - ベランダに打ち水
気化熱によって、ベランダの温度を下げましょう!そうすることでベランダから入ってくる空気の温度も下げることができます。 - すだれを使う
「コンクリートは熱を貯め込む」のであれば、コンクリートに直射日光をあてない工夫をしてみてください - 日光を室内に入れない
「遮光カーテン」などを使って直射日光を室内に入れない工夫も効果的です - 扇風機にも一工夫
扇風機に「ハッカ油」を使うことで涼しさアップ! - お風呂にも一工夫
お風呂にハッカ油を使うことでその後が快適に!
ハッカ油はスプレーにして使うことで、虫よけの効果も期待できますよ。
なので、暑さ対策ももちろんですが、体にふりかけたり、網戸にふりかけたりして虫除け対策にも…と使い方はいろいろありそうですね。
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本日の記事は以上です。
最後までお付き合いただき、ありがとうございます。