ガソリンを持って帰りたいけど・・・
・やってはいけないことってあるの?
・容器の指定とかもあるんでしょ?
・ポリタンクはなぜいけないの?
と、お悩みではないですか?
以前のことですが、ガソリンを携行缶に入れようとセルフのスタンドに行ったのですが、「いざ給油!」の瞬間に、ガソリンスタンドの店員さんがあわてて走ってきて、「携行缶に給油するのはやめてください」とのこと・・・。
「え・・・?どうして?ちゃんとお金は払うよ」
と、押し問答に。
今ではガソリンスタンドの店員さんの言い分も納得できるのですが、やはり、知らないとは恥ずかしいですよね。
ということで本日は、ガソリンを持って帰る方法と間違ったやり方について紹介していきますね。
ガソリンを持ち帰る方法、正しいやり方はこれ!
まず結論から言うと、ガソリンを持ち帰る時にやってはいけないこととして、
・セルフのガソリンスタンドで給油をしてはいけない
・指定のガソリン用の携行缶以外に給油してはいけない
この2つが挙げられます。
逆に言えば、
・セルフじゃないスタンドで従業員に給油してもらう
・ガソリン指定の携行缶を使用する
ということを守れば、ガソリンを持ち帰ることができますよ。
とはいえ、引っかかるのが禁止されていることですよね。
「なぜ禁止されているのか?」そのへんに付いてそれぞれ詳しく説明していきますね。
セルフのガソリンスタンドで給油をしてはいけない
セルフのガソリンスタンドで、ガソリンの携行缶に給油することはできません。
自動車やオートバイならいいのですが・・・
その理由は、法律で決まられているから、なんです。
具体的に言うと、
危険物の規制に関する規則
第二十八条の二の四令第十七条第五項の総務省令で定める給油取扱所は、顧客に自ら自動車若しくは原動機付自転車に給油させ、又は灯油若しくは軽油を容器に詰め替えさせることができる給油取扱所とする。
となっています。
わかりやすく言うと、
セルフスタンドで顧客が給油できるのは、自動車もしくは原動機付自転車だけなので、それ以外のもの、例えば、携行缶であったり、発電機に関してはセルフスタンドでは給油できません。
ということです。
では、セルフのガソリンスタンドの従業員に入れてもらうことは可能なのか?ですが、基本的にやってくれませんよ。
セルフのガソリンスタンド、ということで、従業員を少なくしてその分をガソリンの料金に反映させているのですが…従業員がやってしまったら店員のいるガソリンスタンドと一緒のサービスですので、これではセルフの意味がないですよね。
なので、基本的にセルフのガソリンスタンドでは従業員は、ガソリンの携行缶に給油はしてくれません。
冒頭のことですが、私的には、この部分で「じゃあ、店員さんがやってよ・・・」みたいな感じでちょっと言い合いになったこともありました。
いまではガソリンスタンドの店員さんの言い分もよく分かるので、これからは気を付けるようにしていきたいと思います。
そして次に、ガソリンを入れる容器について説明していきますね。
指定のガソリン用の携行缶以外に給油してはいけない
なぜポリタンクにガソリンを入れることはできないの?
と疑問に思っている人も多いと思います。
なので、ここで疑問を解決していきましょう!
ということで、ガソリンをポリタンクに入れていけない理由ですが、
- 容器が溶ける可能性がある
- 灯油や水を間違える可能性がある
- 静電気が溜まりやすく着火する可能性がある
- 蒸気が漏れやすい
この4つの理由で、ガソリンをポリタンクではなく金属の携行缶に入れるようになっています。
危険物を取り扱う、ということで、ガソリンの携行缶には定められた基準を満たす必要があり、その試験に合格した安全性能の高いものだけが、ガソリンを入れることができます。
灯油だと思ってガソリンをストーブに入れてしまい、その結果、火柱が天井まで上がって火災になってしまった、なんてこともありますので、ガソリンの取扱には十分注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
長くなってしまいましたので、要点をまとめてみますね。
◆ガソリンの持ち帰り方法
ガソリンを持って帰る方法ですが、
・セルフじゃないスタンドで従業員に給油してもらう
・ガソリン指定の携行缶を使用する
この2つを守れば、ガソリンを持って変えることができますよ!
ガソリンは手軽に手に入れることができますが、思ったよりも危険なものです。
例えばこちらの動画ですが…
https://www.youtube.com/watch?v=deT4jsJnXNg
もしかしたら最初の給油ノズルを持つときには「静電気除去シート」に触れて、静電気を逃しているかもしれませんが、いったん座席に戻って座っていますよね。
あの時に、シートと服がこすれて静電気を起こしてしまって、それを除去しないままノズルに触ったので、それが発火の原因と考えられます。
ガソリンはこんなにも簡単に発火してしまうので、取扱には十分注意してください。
本日の記事は以上です。
最後までお付き合いただき、ありがとうございます。