水筒やタンブラーってハイターしても大丈夫なの?
・丁寧に洗っているんだけどなんだか臭ってきた
・コーヒーの臭いが取れない
・パッキンや中栓もきれいに洗いたい!
・茶渋が取れない
・何だかぬるぬるする
しっかり洗っているのに、なかなか汚れやニオイが取れない場合は、漂白剤を使って一度綺麗にしたいですよね。
しかしながら、水筒にハイターってあまり聞いたことがないので、使っていいものなのかちょっと心配に・・・。
そこで今回は、水筒やタンブラーで塩素系の漂白剤を使うときの注意点など徹底的に調べてまとめてみました。
Contents
間違ってやっていませんか?塩素系漂白剤
水筒の洗浄、除菌、臭い取りに「塩素系漂白剤」を使っていませんか?
調べてみたのですが、ネット上にあるいろいろな記事では、
「塩素系漂白剤を使って水筒がきれいになった!」
というような内容の記事が見られます。
しかしながら、塩素系の漂白剤は絶対におすすめできません。
なぜなら、塩素系の漂白剤はステンレスを傷めてしまうから。
一度や二度では塩素系漂白剤を使っても問題ないかもしれませんが、何度も使うことによって、水筒のステンレス部分を傷めてしまいます。
なので、水筒やタンブラーの本体部分がステンレス製であればやめてください。
例えば、
ZOJIRUSHIの「ステンレスマグ」の取扱説明書では、
・シンナーやベンジン・金属たわし・研磨剤入りたわし・みがき粉・クレンザーなどは使用しないでください。
・塩素系漂白剤は使用しないでください
サビや穴あき(本体内側)など故障の原因になります。・煮沸はしない。またはまた食器洗い乾燥機や食器乾燥機などは使用しない
・本体は丸洗いできますが、つけ洗い(水中に放置)はしない
と、書いてあります。
塩素系の漂白剤以外にも、研磨剤が入った洗剤(ジフ)などは水筒やタンブラーの内側を傷つけてしまいます。
その結果、傷ついた部分に
・茶渋がたまったり
・よごれがついてしまったり
・雑菌が繁殖してしまったり
と、これでは残念ですね。
なので、塩素系の漂白剤だけでなく、研磨剤の入った洗剤も使用しないように気をつけてください。
追記 Kaoの公式サイトでは、
と、アナウンスされていました。 水筒をハイターでつけ置きすることで、水筒のステンレス部分がサビてしまう原因になってしまいますが、「キッチン泡ハイター」では大丈夫だそうです。 ですが、やはり長時間つけておくと錆の原因になりますので、公式サイトで発表されている通り、2分ほどで洗い流すようにしてくださいね。 |
それではつぎに、塩素系の漂白剤を使わない水筒やタンブラーの洗い方を4つ紹介していきますね。
水筒の洗い方4パターン
水筒やタンブラーの洗い方ですが、なかなか落ちない汚れやニオイに対しては、この4つの方法がとても有効です。
- 重曹を使った水筒やタンブラーの洗い方
- 酢(クエン酸)を使った水筒やタンブラーの洗い方
- 卵の殻を使った水筒やタンブラーの洗い方
- 酸素系漂白剤を使った水筒やタンブラーの洗い方
それぞれわかりやすく紹介していきますね。
1 重曹を使った水筒やタンブラーの洗い方
重曹を使った、水筒やタンブラーの洗い方を紹介します。
これがもしかしたら一番簡単かな。
重曹を使った水筒やタンブラーの洗い方は、簡単3ステップ
1 水筒にお湯を入れます 2 重曹を小さじ1杯入れます。 3 きっちりフタをして音楽に合わせてシェイク! |
たったこれだけ。
茶渋やぬめりなどはこれだけで簡単に落ちます。
「重曹をペースト状にして気になる部分をこするとよく落ちるよ」
って書き込みも見かけましたが、やはり水筒やタンブラーの傷の原因になりますのでこれはやらないでください。
重曹だけでは効果が薄い!
と感じるのであれば、重曹と同じ量の「酢」を入れると洗浄効果がアップします。
(「酢」の臭いが気になるのであれば、クエン酸でもOKです。)
つぎに、酢(クエン酸)だけを使った水筒やタンブラーの洗い方を紹介します。
2 酢(クエン酸)を使った水筒やタンブラーの洗い方
「酢」には消臭・除菌効果がありますので、水筒やタンブラーを洗う時に「酢」を使っている人も多いと思います。
なので、ここでもういちど「酢」を使った洗い方をおさらいしましょう。
まず、「酢」ですが、水筒やタンブラーにまるまる全部は入れません。
水:酢=4:1
ぐらいの割合で水筒になみなみと入れましょう
そして、リズムに合わせてシェイク!
シェイクが終わったら1時間ほど放置。
その後一度洗ってから乾かしましょう。
もう一度繰り返します。
1 水筒に水と酢を入れる 2 リズムに合わせてシェイク! 3 一度洗ってから乾かす |
ここで気をつけてほしいことや注意点がいくつかあります。
まず、
使う「酢」ですが、ポン酢や砂糖が入ったいわゆる「調味酢」ではなく「食酢」を使いましょう。
そして次に、「酢」と一緒にい入れる水ですが、「お湯」の方が効果が高いので、できればお湯を使用しましょう。
そして最後に、先程も書きましたが、「酢」と同量の重曹を入れると洗浄効果が高まりますよ。
「酢」には除菌効果、消臭効果がありますのでコーヒーなど、臭いの強いものを水筒に使ったときは「酢」を使った洗浄がおすすめです。
次に、「卵の殻」を使った水筒やタンブラーの洗い方を紹介します。
3 卵の殻を使った水筒やタンブラーの洗い方
卵の殻を使って水筒やタンブラーを洗う方法もあります。
やり方は、
1 卵の殻をビニール袋などに入れて細かく砕く
(卵は2個あれば十分です。)
2 水筒に卵の殻を入れる
3 水を少し注ぐ
(卵の殻が隠れるぐらい)
4 音楽に合わせてシェイク!
とこんな感じです。
ただ、卵の殻を使った水筒やタンブラーの洗い方は、私はあまりおすすめしません。
理由は、
・卵の殻を細かく砕く
・音楽に合わせてシェイク!
と、ちょっとイメージしてもらったらわかると思いますが、作業が結構多いんですよね。
なので、卵の殻を使って水筒やタンブラーを洗う方法は時間や手間がかかりそうなので私はやったことがないです。
ただ、「こんな方法もあるよ」と覚えておいて損はないですね。
一応参考になると思いますので、「卵の殻を使った水筒の洗い方」の動画を紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=zkjhgD_M80E
最後に、酸素系漂白剤を使った水筒やタンブラー洗い方を紹介します。
4 酸素系漂白剤を使った水筒やタンブラーの洗い方
先程、
「塩素系漂白剤ではステンレスを痛めてしまうため、ステンレス製の水筒やタンブラーには使用できません」
ということを書きましたが、「塩素系漂白剤」ではなく、「酸素系漂白剤」ではどうでしょうか?
答えは、大丈夫!。
酸素系漂白剤ではステンレスを傷つけることはありません。
なので、ステンレス製の水筒やタンブラーの除菌や消臭、ぬめりとりには酸素系漂白剤が使えます。
これが私の一番のおすすめ。
酸素系漂白剤を使って水筒やタンブラーを洗う方法ですが、これもとても簡単です。
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しかも、酸素系漂白剤を使って水筒を洗うのであれば、パッキンも一緒に洗浄、除菌できますので一石二鳥!
水筒を洗う際に一緒にパッキンや中栓も除菌、消臭、ぬめり取りできる酸素系漂白剤が、私の一番おすすめです。
※水筒やタンブラーの場合、パッキンなども塩素系漂白剤を使うと割れる原因になるため、塩素系漂白剤は使えません。
また、一部の商品は酸素系漂白剤が使えない場合もありますので使う前に公式サイトなどで確認しておいてくださいね。
酸素系漂白剤を使った水筒の洗い方ですが、こちらの動画が参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=P9X40IQbFyE
また、酸素系漂白剤は、水筒やタンブラー以外にも、例えば、
・衣類やバスタオル
・布団のシーツや枕カバー
・食器の除菌・漂白
といった、生活のいろいろな場面で即戦力になりますので、私も重宝しています。
まとめ
いかがでしたか?
長くなってしまいましたので、もう一度要点をまとめてみますね。
◆水筒にハイターなどの塩素系の漂白剤はどうなの?
ハイターなどの塩素系の漂白剤に長時間水筒をつけ置きすると、錆に原因になりますのでやめましょう。
また、「キッチン泡ハイター」などを使う場合でも、短い時間(公式サイトの発表だと2分)ですぐ洗い流すようにしましょう。
◆塩素系の漂白剤を使わない水筒やタンブラーの洗い方
塩素系の漂白剤を使わない水筒の洗い方ですが、
- 重曹を使う方法
- 酢(クエン酸)を使う方法
- 卵の殻を使う方法
- 酸素系漂白剤を使う方法
この4つが水筒やタンブラーのニオイや汚れにとても有効です。
・重曹を使う方法
- 水筒にお湯を入れます
- 重曹を小さじ一杯ほど(汚れによって調節してください)
- よくかき混ぜ一時間ほど放置
・酢(クエン酸)を使う方法
- 水筒に水と酢を4:1の割合で入れる
- よくふってかき混ぜる
- 一時間ほど放置
クエン酸ではなく、酢を使う場合には、「調味酢」ではなく「食酢」を。
お湯を使うとより高い効果が期待できます。
・卵の殻を使った方法
- 卵の殻と二個分ほど用意して細かく砕く
- 水筒に少量の水と一緒に入れる
- よく振る
卵の殻を砕いたりとちょっと手間がかかりますので、わたし的にはおすすめできないかな。
・酸素系漂白剤を使った方法
- 30℃~50℃のお湯を水筒に入れる。
- 水1Lに対し、酸素系漂白剤を4gいれる
- 15分から30分そのままつけ置き
- 終わったら水でよくすすぐ。
- しっかり乾燥させる
となっています。
最後に、
水筒やタンブラーを洗う際に「奥までスポンジが届かない」といったこともあると思います。
その場合は、ジョッキなどに使う専用のスポンジを買うのもありですが、家庭にあるスポンジを割り箸ではさんでゴムで止めて使うと、水筒やタンブラーの奥までスポンジは届きますので、合わせてやってみてください。
本日の記事は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。