カビにアルコールって効果あるの?「どれも同じ」ではない理由はこれ!

カビにアルコールって効果あるの?

・アルコールには殺菌効果があるのは知っているけど…
・どのアルコールでも効果あるの?
・逆に、効果の薄いアルコールってあるの?

と、お悩みではないですか?

たしかに、アルコールって除菌・殺菌効果がありますよね。

予防接種などで注射をする時に、注射の前に腕を消毒するのを知っていると思いますが、あれも実はアルコールなんです。

アルコールで腕を拭くことで、腕についていた雑菌を死滅させ、注射の針のあとから雑菌が入ってくるのを防いでいるのです。

そんな感じで、アルコールに除菌・殺菌作用があるのは知っていると思いますが

・カビに対してアルコールは効果があるのか?
・どんなアルコールが効果が高いのか?

となってくると、ちょっと疑問に…

なので本日は、徹底的に調べてみましたので紹介していきますね。

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アルコール(エタノール)はカビに効果あるの?

カビには漂白剤や専用の薬剤が効果的、って実際そうなんですが、アルコールはカビに対して効果があるのでしょうか?

まず結論から言えば、「アルコールはカビにも効果あり」なんです。

ですが気をつけてほしいことがあります。

それは、「アルコールによって効果が違うこと」なんです。

具体的に説明すると、エタノールの濃度による菌が死滅する時間の違いなんですが、こんな感じになっています。

エタノール濃度 死滅時間
1~8% 静菌作用
8~20% 30分~48時間
20~40% 10~30分
40~80% 5分以内
80~99% 10~30分

引用 Kao アルコールと殺菌の話 PDF

※エタノールとはアルコールの一種

この結果を見るとわかると思いますが、アルコール(エタノール)濃度が濃すぎてもいいってわけではなく、濃すぎても菌が死滅するための時間がかかってしまうのがわかりますね。

なので、濃いアルコールを使っても菌が死滅しにくいのであればこれは菌の耐性ではなく、濃度が間違っている可能性が高いですね。

一番いいのはエタノール濃度40~80%で、時間にして5分以内で菌が死滅しています。

アルコール(エタノール)の使い方

アルコールの効果の高い濃度がわかったら、次にアルコールを使ったカビの落とし方について紹介していきますね。

といっても簡単で、カビのある場所にアルコールをスプレーで吹きかけるだけ。
ティッシュにアルコールをにじませてからカビの部分を拭き取っても、もちろんOKですよ。

また、カビがひどい場合はアルコールを吹き付ける前に、ササッとカビの表面を拭き取っておくといいですね。

で、カビのあった場所にアルコールを吹き付けて、先程紹介したようにエタノールの濃度に合わせて時間を待ちます。

エタノール濃度40~80%であれば5分ですね。

時間がたったら残った水分を拭き取ればOKです。

もう一度わかりやすく説明すると、

  1. カビの表面をササッと拭き取る
  2. アルコールを吹きかける
  3. ある程度の時間をまつ
  4. 残った水分を拭き取る

となります。

最後に、アルコールは引火しやすいので、火のある場所では使わないでくださいね。

カビが残ってしまうことも…

アルコールでカビを拭き取っても、カビが残ってしまう可能性があります。

これの原因も簡単で、「アルコールには漂白作用がないから」なんです。

アルコールでカビは死滅させた…けど、カビの死骸はそのまま残ってしまっている、なんて場合には、カビ自体は死んでいるけれど、死体はそのままになっているので、カビがあるように見えてしまいます。(黒カビなんかそいうですね)

これも「アルコールはカビに効果ない」といわれる原因の一つですね。

実際にアルコールはカビに効果があり、カビを死滅させる事ができるのですが、カビは死滅させたとしても、死体はそのまま…見た目的にはカビが落ちていないように見えてしまいますよね。

これに対し、市販されているカビ取り剤は、漂白成分も含まれています

なので、カビを落とすのと同時にカビを漂白しますので、きれいになる(見える)のです。

しかしながら、市販されているカビ取り剤は漂白成分が入っていますので、混ぜると危険だったり、漂白したくない部分も漂白してしまう可能性もありますよ~。

まとめてみると、

アルコール、カビ取り剤は、両方共カビを死滅される効果がある。

が、

アルコールは漂白作用がないので、混ぜても大丈夫だし漂白したくない衣類なども使えます

これに対して、市販のカビ取り剤は、

漂白成分が入っていますので、きれいにはなりますが、例えば衣類などの色落ちしてほしくない部分に関しても色落ちしてしまう可能性がある

ということを覚えておいてくださいね。

おすすめのアルコールってあるの?

おすすめのアルコールですが、十人十色、いろいろなひとがいろいろなことを言っています。

それぞれに言い分があるのはわかるのですが、これまでのことをまとめてみると、

アルコールの濃度は40~80%が最適、で、これ以上でもこれ以下でも効果が低下してく、ということが言えます。

もしかしてアルコール80%以上のものを使っていませんか?

たしかに数字が大きいと効果が大きいいを思いがちですが、実際はそうではなく、先ほど紹介したKaoさんのアナウンスによると、アルコールの濃度が40~80%が一番効果が高いです。

この数字と、口コミなどをまとめてみて見ると、私的に一番のおすすめは、

「パストリーゼ77」(アルコール濃度77%)

この商品の一番のおすすめ材料は「食品に直接かけられる」こと。

これってめちゃくちゃ安全ってことですよね。

例えば、食器やまな板、歯ブラシなんかでも自由に使えるってことなんです。

少しだけ口コミを紹介していきますね。

・★5

これを使って週に1回程度、壁・床・便器を掃除するとトイレ特有の嫌な匂いが全くしなくなります。

・Q&A

南極観測隊の標準装備として船に積載されている商品ですのでその効果はお墨付きです! 

・★4.5

おかずの作り置きをするときなど、タッパーの容器と蓋両方にひとふきずつしてキッチンペーパーで綺麗に拭いています。
そうするとしないとでは作り置き料理の持ちが2、3日変わる気がします。

・★5

以前は、薬局方のエタノールを使用していましたが、この商品を購入してからは、こちらのほうばかり使っています。

・★5

靴のにおい消し、怪我の殺菌に使ってます。食品用と後から知りました(笑)。
靴の消臭スプレーはスプレー自体のにおいがしみ付き、肝心のにおいが取れず、普通の消毒薬を探してこれを見つけました。ちょっとした切り傷の消毒もこれで賄ってます。スプレーがとても使いやすい。これのヘッドなしのを詰め替え用に買って使い続けます。

引用 amazon カスタマーレビュー

なんと、靴のにおい消しに使えるってはじめて知りました!

ちょっと工夫するだけで生活の色々な場面に使う事ができそうですね。

まとめ

いかがでしかた?

長くなってしまいましたので、もう一度要点をまとめてみますね。

◆アルコールはカビに効果があるの?

アルコールはカビに効果がありますが、濃度によって効果が違ってきます。

一番効果が高いのが、エタノール濃度40~80%となっています。

◆アルコールの使い方

アルコールをカビに使うときの使い方なんですが、手順は

  1. カビの表面をササッと拭き取る
  2. アルコールを吹きかける
  3. ある程度の時間をまつ
  4. 残った水分を拭き取る

となっています。

◆カビが残ってしまうことも…

アルコールはカビに対して効果があるのですが、漂白作用はありません。

なので、カビの死骸が残ってしまう場合があります。

効果の高いアルコールを選んでしっかりカビを除去していきたいですよね。

本日の記事は以上です。

最後までお付き合いただき、ありがとうございます。

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