テレビなどでたまに聞く、「民生委員」。
存在は知っているけれど、役割は知らない・・・。
何をやっている人達なの?
普段暮らしている分にはあまりなじみがないですが、実は地域の住民と、市役所や社会福祉協議会などをつないでいる縁の下の力持ち的役割を果たしている人達なのです。
けれども、そんなこといわれても「ピン!」とこないよ。
「具体的に何やっている人達なの?」
「民生委員になるには資格は必要?」
「民生委員の給料(報酬)てどんな感じ?」
「私でも民生委員になれるかな?」
「民生委員に相談したいことがあるのだけれど・・・」
と、普段あまりよく知らない人達だけに、わからないことも多いと思います。
そこで今回は、「民生委員」について調べてみました。
本日の記事内容はこちら↓
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民生委員とは具体的に何をやって人達なの?
「民生委員」の仕事内容とは?
「民生委員」の役割とは?
と、まずこんな感じのことが疑問に思えてくると思います。
これに関してはちょっと具体的に説明しますね。
例えば一人暮らしのおばあちゃんが近所に住んでいたとします。
以前は散歩しているのを見かけるのですが、最近見かけなくなった。
ちょっと心配・・・。
でもどうすればいいの?
そういうときに民生委員に伝えると、市町村役場の福祉課の職員とともにおばあちゃんを見に行ってくれたりします。
また、民生委員は、児童委員も兼業していますので、母子家庭の相談やや虐待の相談などにも乗ってくれます。
民生委員の仕事内容は主に3つ
・ 高齢者への福祉・相談
・ 障碍者への福祉・相談
・ 子育てへの相談
民生委員の役割は市町村役場市町村役場との橋渡し的な存在ですので、色々な相談に乗ってくれて「こんな行政サービスが受けられますよ」と、教えてもらうことができます。
民生委員になるには資格は必要?
民生委員とは「特別職の地方公務員」です。
地方公務員・・・て聞くと
「公務員試験があるのかな?」
なんて思いがちですが、実はないんです。
民生委員になるには、簡単に説明するとこんな感じのステップになります。
1. 町内会・自治会などで推薦・公募など
2. 都道府県知事に推薦
3. 地方福祉審議会の意見を踏まえ構成労働大臣に推薦
4. 民生委員・児童委員の委嘱
となってきます。
民生委員の給料(報酬)は?
民生委員は地方公務員ですので、給料(報酬)は出るのかな?と、ちょっと気になりますよね。
実はボランティアでやっていますので、給料(報酬)はないんです。
しかしながら、交通費や通信費といった、民生委員としての活動費はちゃんと出ますよ。
まとめ
いかがでしたか?
普段なじみのない民生委員をわかりやすくまとめてみたのですが、イメージはつかんでもらえたと思います。
民生委員は高齢者・障害者・子育ての行政支援については深くかかわっており色々なケースの相談に乗っています。
最後に、youtubeで民生委員のお仕事について千代田区公式チャンネルが特集を組んでいる動画を発見しましたので、こちらも参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SQKrE9-DLek
コメント
民生委員もそうですが保護司も同じように無給です。この二つの仕事は社会の安定に不可欠なものです。両方とも奉仕される方の高齢化が進んでおり、若い方の新規参入はほとんどありません。60代の方が今までの職場を退職され、フルタイムでなければ社会に貢献したいと考えるときに無報酬で引き受けていただけるでしょうか。無給で仕事をお願いするなど今の社会ではありえないことです。この制度はあと2,3年で破綻するでしょう。
こんにちは。
高日敏雄さん、貴重なご意見ありがとうございます。
確かに調べてみると、
・民生委員 負担が大きい
・民生委員 高齢化
といったキーワードもヒットしてきますね。
>60代の方が今までの職場を退職され、フルタイムでなければ社会に貢献したいと考えるときに無報酬で引き受けていただけるでしょうか。無給で仕事をお願いするなど今の社会ではありえないことです。
なるほど。
たしかに無給でお仕事をしていただけるのは、珍しいことですし、そのため民生委員や保護司には頭が下がる思いです。
なり手不足の問題などに関しては自治体も真剣に取り組んでいるようですし、改善に期待していきたいですね。